藤井王将 戦型は比較的苦手な横歩取り A級順位戦で糸谷八段と地元・名古屋で対局
2022年09月12日 12:29
芸能
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指し手はスローペースになり、正午からの昼食休憩までに25手しか進まなかった。持ち時間は6時間で消費時間は藤井が44分、糸谷が1時間4分。深夜終局予定。
A級は9人が年度間を通じて総当たりし、渡辺明名人(38)への挑戦権を争う。今回が3回戦でここまで共に1勝1敗。1回戦で佐藤康光九段(52)に勝った藤井だが、菅井竜也八段(30)との2回戦ではそのエース戦法・中飛車に敗れた。昨年9月のALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ以来の顔合わせになった糸谷戦は過去の全5局、藤井が勝っている。
藤井は今期挑戦権を獲得し、来年4月以降開催予定の名人戦で渡辺から名人位を奪うと谷川浩司十七世名人(60)が持つ21歳2カ月の最年少名人記録を更新する。更新のチャンスは今期のみ。最近10期の名人戦挑戦者はうち8人が無敗か1敗で挑戦権を獲得した。藤井が1敗のまま全9局を指し切るためには糸谷戦を含む7局の全勝が条件になる。