仲里依紗“男女逆転”NHK「大奥」綱吉で時代劇初挑戦「ドキドキ」右衛門佐は山本耕史 桂昌院は竜雷太
2022年09月15日 11:01
芸能
同コミックは隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に04年8月号から昨年2月号まで連載。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。
仲は「今回、初めての時代劇への挑戦となり、その作品が人気のある『大奥』ということでドキドキです。私自身、これまで時代劇が身近になかったのですが、そんな方にも是非この機会をきっかけにお楽しみいただけたら、うれしいです。キャスト・スタッフの皆さんと一緒に楽しく大奥の世界を作り上げ、私らしく将軍・綱吉を演じていきたいと思います」と意気込み。ドラマ10枠への出演は、夫で俳優の中尾明慶と再共演した12年「つるかめ助産院」以来、約11年ぶりとなる。
仲演じる綱吉は、3代・家光(堀田真由)の娘。美貌と教養を兼ね備えた、徳川幕府5代将軍。政治にも意欲的で将軍の権威を高めるも、一人娘・松姫を亡くしてからは、子作りに専念することを余儀なくされる。女将軍として徳川家の宿命に囚われる中、右衛門佐(山本)と次第に心を通わせていく。
「3代・徳川家光×万里小路有功編」は3代将軍・徳川家光/千恵役を女優の堀田真由、公家出身の美しき僧・万里小路有功(までのこうじ・ありこと)役を俳優の福士蒼汰、亡くなった家光の乳母で大奥の実質的な創設者・春日局役を女優の斉藤由貴が演じる。
過去3度、映像化。3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還まで映像化されるのは今回が初となる。NHKによる映像化も初。
10年の実写映画「大奥」(監督金子文紀)は「8代徳川吉宗×水野祐之進編」(徳川吉宗:柴咲コウ/水野:二宮和也ほか)、12年10月期のTBS金曜ドラマ「大奥~誕生~[有功・家光編]」は「3代徳川家光×万里小路有功編」(有功:堺雅人/徳川家光:多部未華子ほか)、12年の実写映画「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉編]」(監督金子文紀)は「5代徳川綱吉×右衛門佐編」(右衛門佐:堺雅人/徳川綱吉:菅野美穂ほか)を描いた。今回は約11年ぶりの再ドラマ化となる。
▼山本耕史 この度は「大奥」という作品に参加できること、とてもうれしく思います。右衛門佐という人物が抱える“野心”や“葛藤”を、自分はどう表現することができるのか、今から楽しみにしております。
▼竜雷太 近頃はどんな仕事にも新人のような気持ちで向かおうとしている自分がいます。作者が監督がどんな桂昌院を期待しているのか相談しながら正面から向かいます。そして楽しみたいと思っています。
【5代・徳川綱吉×右衛門佐編あらすじ】唯一の世継ぎ・松姫が急死し、閉経を迎えても、なお子作りを迫られる綱吉。赤穂事件や生類憐みの令も手伝って江戸市中の評判が下落し、善政を敷けず世継ぎも作れない自分は何故生きているのかと慟哭。大奥総取締・右衛門佐は「生きるということは、女と男ということは!ただ女の腹に種を付け、子孫を残し、家の血をつないでいくことではありますまい!」と抱き締める。