池松壮亮 子役時代に「ラストサムライ」抜てきで俳優への思いに変化「そこでスイッチが入ったような」
2022年09月16日 12:15
芸能
池松は「僕、あまり映画とか見て育ってなかったので、トム・クルーズを知らなかったんですよ」と回顧した。「ラストサムライ」もオーディションがあったとし、「3、4段階あって、最終的には野球の試合の日にバッティングしてしまい、嫌々言いながら」会場となった東京のホテルの一室で監督と対面。「きょうは(野球の)試合だったんだって」と振られると、「そうです。本当は来たくなかったんだ」などと答えたという。さらに「君は何になりたいの」と聞かれると、「イチローになりたいんだ」と話したとした。
当時の話はあとでマネジャーから聞かされたとし、「全然覚えてないんですけど」と笑うものの、見事に合格。当時は野球への思いが強かったものの、撮影に参加したことで思うところはあったのかと聞かれると、「ありましたね」と即答。「こんなに大人に触れたこともなかったですし、外国人の方もそうですし、いろんな国の方が集まって、全然言葉とかも分かんないんですけど、3カ月ぐらいかな、一緒に過ごして、ホームシックになりながら、それでもギラギラした楽しそうな大人たちを見て、そこでなんかスイッチが入ったような、今となってはそんな気がしてますね」と俳優の世界への思いが強くなったとした。
同作では渡辺謙、真田広之とも共演し、「今思うと考えられないんですけど、毎日現場に来てるんですね。日本を舞台にした作品だからって毎日現場に来て、見守ってるんですよ」と回顧。「映画作りに対する情熱が素晴らしくて、なんかいろいろ刺激を受けたんだと思いますね、子供ながらに本当に」と続けた。
トムについては「凄い優しかったですね。来るのは最後なんですけど、帰るのは本当に最後で、1人でずっと刀振ってましたね」と明かすと、「ヘリコプターで来てたんで。毎朝、その音でみんな、ああ始まるんだっていうことで」。お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉は「スケールがやっぱ違いますね」と感心していた。