清原博弁護士 「第一三共」社員が妻にメタノール飲ませ殺害事件に「裁判員は難しい判断を迫られる」
2022年09月16日 16:50
芸能
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捜査1課によると、吉田容疑者が16日朝「(妻が)意識のない状態で倒れている」と119番し、同日午前に搬送先の病院で死亡が確認された。当初は病死とみられたが、胃の内容物や血液などから致死量のメタノールが検出され、経緯を調べていた。容子さんがメタノールを飲んで自殺する動機はないと判断した上で、自宅周辺の防犯カメラの画像や容子さんのスマートフォンを解析して第三者の介在はないことを確認し、吉田容疑者の逮捕に踏み切った。
清原氏は逮捕まで8カ月を要したことに「かなり慎重に捜査したと思います」とし「報道によりますと、なくなった妻の胃の残留物にもメタノールがあったということで、おそらく食事などに混入させたんじゃないかと」と推測。その上で「自殺でなく他殺だとしたら、じゃあ誰が食事などに混入させることができたのかと。今回のような家庭内のことですから目撃者がいないので、第三者が混入させる可能性があるのかどうなのか、第三者が誰もいないよ、夫以外に混入させる可能性のある人がいないよ、ということをおそらくこれだけ時間かけて判明させて逮捕に至ったと思います」と述べた。
そして、今後について「(吉田容疑者)本人が否認してますから、供述が得られないかもしれない。客観的な事情を積み重ねていくしかないわけだけども、第三者が殺害に及ぶ可能性はないんだと、夫以外いないんだと立証できれば一応、有罪にもっていけるわけですが、本当に難しい。殺人であれば裁判員裁判ですから、裁判員の方々は難しい判断を迫られると思います」とした。