舛添要一氏 自身が都知事でも東京五輪汚職「防げてなかったと思う」 逮捕の理事と「一度も会ってない」
2022年09月18日 16:15
芸能
MCの千原ジュニアから「舛添さんがもし都知事をやられていたら、今回の汚職事件は防げていましたか?」と問われると、舛添氏は「本当に私が知っている事実だけ言いますね」と前置きし、「結論、防げてなかったと思います」と素直に答えた。
猪瀬直樹氏の辞任を受け、14年に都知事に就任した舛添氏は、「組織委員会の時に、猪瀬さんが辞めて、私がなる前に(五輪に関しては)全部決まってました」と、当時の状況を振り返りながら説明。組織委員会前会長の森喜朗元首相とは、週1度は食事しながら打ち合わせをしていたというが、「その内容は、いかにコストカットして、無駄な競技場の建設をやめるかとか、そういうことに翻弄されてましたから、こういう話は一切ありません」とも告白した。さらに、森氏からスポーツ関連の人物を紹介してもらっていたものの、「高橋(容疑者)だけは紹介してもらってません。今まで一度も会ったことがありません」と強調。汚職に気付いたり、阻止できるようなポジションになかったと推測した。
また舛添氏は、東京都と組織委員会のパワーバランスについても言及した。「組織委員会というのは、東京都とJOCが1億5000万円ずつ出して作った“子会社”なんです」。本来なら都の方が上になるはずが、「私、全然偉くないんです。子会社のトップの方がはるかに偉いんです」という。「なぜ組織委員会のトップに、元総理がなったかというのを考えれば分かる。変な都知事が来て、こいつを押さえるのに、私の頭が上がらない方の方がいいわけじゃないですか?」と、森氏との力関係をぶっちゃけていた。
舛添氏は「都知事を押さえられるというのは、私も大臣までやった人間ですから、それより偉いのは総理大臣経験者しかいません」と話し、「そういうことをいろいろ考えて、このパズルを解きたいと思っています」と、意味深な表現で自身の話を締めくくった。