作家・宮沢章夫氏がうっ血性心不全のため65歳で死去「葬儀は先週末に…秋晴れの下の旅立ちでした」

2022年09月20日 18:08

芸能

作家・宮沢章夫氏がうっ血性心不全のため65歳で死去「葬儀は先週末に…秋晴れの下の旅立ちでした」
劇作家で演出家の宮沢章夫さん Photo By スポニチ
 元「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」のメンバーで、劇作家・作家で演出家の宮沢章夫氏が12日、うっ血性心不全ため、亡くなったことが20日、分かった。65歳だった。所属事務所の公式ツイッターが発表したもの。主宰を務めた所属劇団「遊園地再生事業団」の公式ツイッターが発表した。
 同社は「ご報告」として「かねてより入院療養中だった宮沢章夫が、9月12日、うっ血性心不全のため都内の病院で永眠いたしました。65歳でした。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます」と宮沢氏の写真とともに、公式発表文書を投稿。「葬儀は先週末に聖イグナチオ教会で執り行いました。秋晴れの下の旅立ちでした」とすでに葬儀を終えたことを明かした。

 「入院中の宮沢のツイートに多くの方々から心を寄せていただいたにもかかわらず、お知らせが遅くなりましたこと深くお詫び申し上げます」と報告が遅れたことを謝罪。「長年にわたり宮沢の活動を応援してくださった皆様、支えてくださった皆様に、改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!」とファンへの感謝をつづった。

 「宮沢章夫は幸せ者です。いま、『牛への道』で安らかに夢を見ていることでしょう。家族・遊園地再生事業団メンバー一同」と締めくくった。

 宮沢氏は1985年に、大竹まこと、きたろう、斉木しげる、いとうせいこう、竹中直人、中村ゆうじらとパフォーマンスユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成し、1989年まで活動。1990年からは劇団「遊園地再生事業団」を主宰。1992年、「ヒネミ」で岸田國士戯曲賞を受賞した。作家としても活動し、小説「サーチエンジン・システムクラッシュ」は、第122回芥川賞、第13回三島由紀夫賞の候補にもなった。

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