【シン覆面座談会】ラスト1週「ちむどんどん」異例の“盛り上がり”の理由は脚本に?

2022年09月24日 09:30

芸能

【シン覆面座談会】ラスト1週「ちむどんどん」異例の“盛り上がり”の理由は脚本に?
女優の黒島結菜 Photo By スポニチ
 【シン覆面座談会】事情通が話題のニュースを掘り下げる「シン覆面座談会」。いよいよ残すところ1週となったNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」。その脚本や登場人物像を巡って、連日SNSやネット上ではかつてないほどの盛り上がりを見せています。批判的な意見も少なくない中、果たしてヒロイン比嘉暢子(黒島結菜)たちは無事に大団円を迎えることができるのでしょうか。
 リポーター 「ちむどんどん」は連日、話題に事欠かないドラマだね。

 スポニチ本紙デスク ネット上では展開や演出などへの疑問の声が、ハッシュタグ「#ちむどんどん反省会」とともに投稿され、議論を呼んでいる。

 ワイドショーデスク スマホ片手にテレビを眺める令和時代のドラマ視聴。良くも悪くも近年で一番話題になった朝ドラじゃないか。

 リポーター ドラマを見るより、批評を見る方が楽しいなんて意地悪な声もある。

 週刊誌記者 ヒロインの“略奪愛”など「朝ドラらしくない」「昼ドラみたいにドロドロ」と言われることが多かった。竜星涼演じるニーニーの破天荒すぎるキャラクターも話題になった。

 ワイドデスク やや強引な展開、時代考証の違和感など、脚本への批判は多いけど何でそうなったんだろう。

 本紙デスク 脚本の制作体制が要因の1つだったかも。担当は羽原大介氏だけど、制作統括とチーフ演出も脚本作りに積極的に参加する形式。半年の長丁場にわたる朝ドラだからね。海外では常識の“チーム制”に近い方式をとったこと自体は理解できる選択。

 週刊誌記者 ただ、それだけに序盤から終盤までじっくり脚本を煮詰めていたようで、かえって身動きが取りにくくなったという指摘もある。

 リポーター 視聴者の反応を見ながらプロットを微修正していくような、朝ドラならではのフットワークの軽さが出せなかったかな。

 週刊誌記者 コロナ下でのドラマ制作の事情もマイナスに働いたかも。誰が感染してもおかしくない中、撮影ストップの懸念が常にあった。そのため撮れるシーンを優先して撮ったりして、後で脚本を修正するのが難しい状況でもあっただろう。

 本紙デスク “チーム制”が、責任の所在を曖昧にしたって指摘もある。考証の甘さや矛盾などはそれが原因なのかな。

 ワイドデスク 何にせよ、いよいよクライマックスに向けて残り1週間。物語の中心だったきょうだい4人の恋模様も無事に落ち着き、暢子も沖縄移住という大きな選択をする。絶対に目が離せないね。
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