松任谷由実 「潮が引くように人気も、動員も落ち…」改名の苦悩吐露 「荒井由実を絶対超えるんだって」

2022年09月26日 12:28

芸能

松任谷由実 「潮が引くように人気も、動員も落ち…」改名の苦悩吐露 「荒井由実を絶対超えるんだって」
松任谷由実(2017年撮影) Photo By スポニチ
 シンガー・ソングライターの松任谷由実(68)が25日放送のテレビ朝日系音楽バラエティー番組「関ジャム 完全燃SHOW」(日曜後11・00)にVTR出演。「松任谷由実特集」として、本人への独占インタビューが行われ、松任谷自身が曲や音楽にまつわる様々な質問に答えた。
 コメントを寄せた人気ロックバンド「King Gnu」の常田大希から、「荒井由実から松任谷由実に変わったことでの変化はあったか」という質問が。

 76年11月に4枚目のアルバム「14番目の月」をリリースし、9日後の11月29日に音楽プロデューサーの松任谷正隆と結婚。荒井由実から「松任谷由実」に改名した。ユーミンは「自分で言うのもなんなんですけど、すごいブームだったんですよ荒井由実が。結婚した途端、潮が引くように人気も落ち、動員も落ち…逆に開き直って模索しだした。前やってたことは忘れて再出発みたいな気持ちにもなりました」と回想した。

 78年に結婚後初のアルバムとなる「紅雀」をリリース。「結婚して1枚目のアルバムは渋いアルバムだったんですけど、大人の女を目指そうとして。あまり成功したとは言えないんですけど、後で聴いてみると、『なんかこの世界いいな』って思うものもけっこうあります。やっぱりショービズの世界っていうのはまず名前っていうことに気づかされた。松任谷由実になって、地方のポスターに“元”荒井由実って書いてあるんですよ。でも、それがモチベーションにもなりました。音楽的な雰囲気を含めて、荒井由実を絶対超えるんだっていうね。心の底ではずっと思ってました」と当時の心境を振り返った。

 1983年、初の日本武道館公演を開催するなど再ブレークし、「守ってあげたい」が大ヒットを記録した。「ヒットは単体で出るものじゃない。裏付けというのかな…兆しというより状況がある上で、ふさわしい曲がリリースされると気が付くという。80年代の声を聴くと、今振り返っても、すごく充実した楽しい時間で。世界のアーティストとか俳優さんを見てても再ブレークって本当にエネルギーが要ることなんですよ。そこがなかったら今はないですね」としみじみ語った。

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