藤原竜也　舞台「ハリー・ポッター」千秋楽　全76公演完走で「長い道のりも一瞬」

　俳優の藤原竜也（40）が30日、トリプルキャストで公開中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」（東京・TBS赤坂ACTシアター）で千秋楽を迎えた。J・K・ローリングによる小説「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後の世界で、藤原は石丸幹二（57）向井理（40）とのトリプルキャストでハリー・ポッター役で出演。16年7月に英ロンドンで初上演され、今回の日本公演でアジア初上演となった。 　6月16日のプレビュー公演から、全76公演を完走。藤原は「稽古から長い道のりでしたが今振り返ると一瞬でもあり、カンパニー全員に支えられてここまで乗り越えられたかなと思います。なによりもコロナ禍でいろいろ大変な状況の中で、お客様がこれだけ作品を支持してくださったというのが大きかったです」と語った。

　7月8日の本公演開幕から約2カ月で総観客数10万人を突破し、観客の95％以上が“もう一度見に行きたい”とアンケート回答するなど、高い評価を得ている。「僕たちは1ステージ1ステージを精いっぱい演じるだけなので、これからも『ハリー・ポッターと呪いの子』を1人でも多くの方に楽しんでいただけるよう、上演が続くことを願っています」と力を込めた。