三遊亭円楽さん、演じきった「腹黒キャラ」 毒舌も温かい人柄で愛された“インテリ”
2022年10月01日 05:30
芸能
なお、青学大卒業後の1991年に米国ルイジアナ州の科学技術系大学で哲学・理学博士の学位を取得した“インテリ”でもある。
それだけに女性にはモテた。落語関係者によると「ルックスもいいし、昔から女性には人気があった」という。不倫が報じられたこともあったが、会見でも軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)な返しが自身のピンチを救った。
ゴルフ、スキー、カメラ、マッサージ、料理など趣味や特技の多い人だった。「一生は一回。興味のあることは何でもやる」がモットー。そこには、先代の五代目円楽さんから授かった「三者と付き合いなさい」との教えもあった。三者とは賢者・医者・長者のことだが、趣味や習い事を通じて人との交流を深めるのが狙い。多趣味のおかげで「異業種交流的にいろいろな人と仲良くしてきた」と語ったことも。プロレス好きで、故ジャイアント馬場さんらとも親交があった。趣味を通じて広げた人脈、豊富な話題や人間の幅は、全て落語につながっていた。