サンドが円楽さん追悼 伊達「いろんな話を聞かせていただいた。カッコいいっしょ」娘が“イタ電”の過去も

2022年10月01日 14:19

芸能

サンドが円楽さん追悼 伊達「いろんな話を聞かせていただいた。カッコいいっしょ」娘が“イタ電”の過去も
「サンドウィッチマン」の伊達みきお(左)、富澤たけし Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(48)と富澤たけし(48)が1日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(土曜後1・00)に生出演。9月30日、肺炎のため死去した落語家の六代目三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名・會泰通=あい・やすみち)さんを悼んだ。
 2人は円楽さんの訃報をロケ中に知ったとし、伊達は「僕らの中では円楽師匠っていうのは落語家さんの中でたぶん一番近かったんじゃないですかね」、富澤は「そうですね。良くしてくれてましたね」と切り出した。

 サンドは円楽さんと全国各地で「円楽サンの会」という2人会を行っていたとし、「各地方行ってさ、前乗りしたり、当日の夜一緒に食事させてもらったり、非常にお世話になりましたね」と伊達。富澤は「『笑点』なんか初めて出た時も、緊張してましたけど、たくさん声かけていただいて」と振り返った。

 伊達はM-1グランプリ2007で優勝した直後の2008年正月に放送された「笑点」の特番「大笑点」の際に円楽さんから「M-1見てたよ、面白かったね。なんか一緒にやりたいよね」と直接声をかけられたのが最初の出会いだったと説明、富澤は「テレビでずっと見ていた師匠から声かけてもらって。“俺たちのこと知ってるんだ”って、凄い2人で感激してね」としみじみと話し、その後「円楽サンの会」を行うようになったとした。

 伊達が「いろいろ本当にね、お世話になって、いろんな話を聞かせていただりとか。カッコイイっしょだって。オシャレでね。ハットかぶって楽屋入りする姿がね、今も本当に頭に浮かびますけどね。スタイリッシュでね。なんかカッコいいなあってずっと見てたね」と話せば、富澤も「スラッとして。マフィアみたいなね」と同調。「で、行くとね、必ずパンくれてね」と回顧した。

 2人が円楽さんに最後に会ったのは昨年の「笑点」の収録だったという。楽屋に何度かあいさつに行くと、円楽さんは横になっていたが、起き上がり「おお、頑張ってるね」といろいろ話をしてくれたとした。「元気そうだったよね。(治療が)“痛くてさ”みたいなことは言ってたけれども」と伊達が振り返ると、富澤は「なんかね。治療はつらいんだろうけど」。伊達はいつも円楽さんはサンドが「笑点」収録に参加すると、いつも総菜パンを持って楽屋を訪れて激励、サンドの出番もいつも舞台裏に聞きに来てくれていたと明かすと、「そういうの、うれしかったね」と続けた。

 富澤は「そうか、もうパン食えないのか」、伊達は「“また2人会やりましょう”なんて話をしたのが最後かな。やっぱりちょっと寂しいね。びっくりしたね、昨日聞いたときはね」と語った。富澤は「携帯の電話帳を見て、師匠にメールとかしたら返ってこねえかなとか思って、メールとかしてみようかなと思うけど、返って来たら来たでこええなと思ったりして」、伊達も「俺も携帯の連絡帳には入ってますしね」。伊達は娘が幼い頃に伊達の携帯をいじり、着信履歴を見ると朝4時頃に円楽さんに電話をかけていたことが分かり、「マジか」と驚いたことがあったとし、「どうやら取ってくださってるんですよね。通話になってる。しゃべって」と回顧。「俺も師匠にはちょっと言えなくて。謎のまんま」と苦笑した。

 「本当にお悔やみ申し上げます。たくさんお世話になりました。きっと歌丸師匠とまた天国で言い合いしてるんじゃないですか。“早いよ”って」と語ると、富澤は「ありがとうございます。お疲れさまです。なんか言い合ってそうですね」と穏やかに語った。
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