永瀬王座 王座戦4連覇 史上3人目の名誉王座の資格へ30歳で王手 豊島九段を熱戦の末、退ける
2022年10月04日 23:12
芸能
午前9時対局が始まり、戦型は千日手指し直しになった第2局の2局を含め、5局連続の角換わりになった。その後、豊島は王を穴熊へ、永瀬は右王に囲い、正午からの昼食休憩までに77手進んだ。昼食休憩までに93手進んだ第2局に次ぐ早い進行になった。
途中の進行については「神経を使う展開で、網が敗れるとダメにしてしまう。厳しい時間が続きました」。豊島の穴熊に対して自王は薄く、王飛接近。豊島の成香2枚による挟み撃ちを際どくしのいで入王を確定させるとともに終局時、8枚の持ち歩を駒台に乗せて相入王での点数勝負でも優位に立った。
今後は本社主催・第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグがターゲットになる。1回戦は糸谷哲郎八段(33)に勝利し白星発進した。「1勝でも多く挙げないと残留もきついリーグなので」。無欲で2年ぶりの挑戦へ挑む。