円楽さん追悼大喜利　司会・昇太が座布団もらう珍場面　たい平「回答者に戻ったら？」

　日本テレビ系「笑点」（日曜後5・30）が9日、放送され、9月30日に肺がんのため死去した落語家の六代目三遊亭円楽（享年72）とメンバーとのコラボ大喜利が行われた。 　円楽さんが18年、大喜利の司会を務めた際に出されたお題が再出題された。お坊さんに扮した円楽さんがモニターに映し出され、「修行が足らん！」と声を掛けると、回答者たちがしゃれに富んだ答えを返すというもの。林家たい平は「修行が厳しすぎて、（春風亭）昇太さんと私、ブラック団から足を洗いました」と回答した。

　ブラック団とは、腹黒キャラでブラックユーモアを得意とした円楽さんを中心にしたグループ。たい平は2人でブラック団に誘われた直後、三遊亭好楽から「フレッシュ団に入らない？」と勧誘されたと告白。すると昇太が「そしたら、（三遊亭）小遊三さんから“窃盗団に入らない？”って」とうまくつなげ、会場に大拍手が起こった。昇太の絶妙な切り返しに、たい平は「昇太さんに1枚！」と提案し、司会者が座布団をもらうという珍しい場面もあった。たい平は「これを機に回答者に戻った方がいいんじゃない？」と、昇太をいじっていた。

　円楽さんの兄弟子・三遊亭好楽は「修行が足らん！」の呼びかけに「円楽、お前は長生きが足らん」と、志半ばにして旅立った円楽さんをしのんだ。昇太は「本当ですね。もう少し頑張ってもらいたかったですよ」と寂しげに語った。