渡辺直美 「絶対海外に行った方がいいよ」米国行きの背中を押してくれた先駆者のお笑いタレントとは

2022年10月12日 11:55

芸能

渡辺直美 「絶対海外に行った方がいいよ」米国行きの背中を押してくれた先駆者のお笑いタレントとは
渡辺直美 Photo By スポニチ
 お笑いタレント・渡辺直美(34)が11日、テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(月曜後11・45)にVTR出演。米国行きの背中を押してくれた人物について語った。
 昨年4月から拠点を米ニューヨークへ移した渡辺は、米サンフランシスコ在住のタレント・野沢直子に背中を押されることがあったという。

 1991年に芸能活動を休止し単身渡米、海外進出タレントの先駆け的存在となった野沢とは、2016年に舞台で親子役として共演。渡辺は当時は米国やアジアでも仕事をしていたが、「アメリカに住みたいとかはなかったんですね」と言う。だが野沢と舞台のポスター撮影をした際に、海外での仕事ぶりを目にしたという野沢から「直美ちゃん、あれ見たよ~。直美ちゃん、絶対海外に行った方がいいよ」と勧められたとした。

 野沢は「自分のやりたいことを、思い切りやっていいと思うよ」などと話してくれたとし、渡辺は「えーっ、長くアメリカにいる先輩に言っていただけたらめちゃくちゃうれしいじゃないですか。私、海外に行ってもいいのかな、みたいなのはありましたね」と振り返った。

 渡辺は2014年に米国に短期留学をしていたが、多くのレギュラーを抱える人気芸人とあって、周りからは反対されたという。「それこそ野沢さんが海外に行かれた以降、たぶん長い期間海外に行くっていう芸人さんはいなかった。かなり吉本からも止められましたし」とし、「芸人さんの中でも、“あ?”みたいな。言われてないですけど、感じるんですよ。“何この、海外行くとか。日本で天下獲ったってこと?”みたいな。言われてないんですけど、そう思う人もいるだろうなっていう。止める先輩も中にはいましたし、テレビ関係のスタッフの方もマイナスに思うかも多かったと思います、当時。“直美ちゃん、最近海外行ったり来たりして、テレビ捨てたの?”みたいな感じで」とも語った。

 「そんな中で、直子さんは、“やりたいことがあるんであれば、世界に挑戦してみてもいいんじゃない”って。その同じ年にワールドツアーやってるんで、直子さんの言葉は一つのきっかけでもありますよね」としみじみと話した。

 渡辺は2016年にニューヨーク、ロサンゼルス、世界中を巡るワールドツアーを成功させ、その後は世界的ファッションブランドのCMをはじめ、数々の雑誌のモデルに大抜てきされたのち、21年に米国に移住。現在は米国で仕事をしながら帰国して、テレビや舞台に出演するなど、世界を股にかけて活動を続けている。

 「私がこうやって日本から1年弱離れていても帰って来てお仕事を頂けるっていうのは、本当にありがたいなと思っていて。でもそれを一番最初に作ったのは直子さんだと私は思っていて」と渡辺。3カ月留学した当時も「芸人っていうのは毎日テレビに出なきゃいけない。ちょっとでもテレビに出なくなると、その席は奪われるよ、移り変わりは激しいから」などと周囲からは言われたというが、「でも逆に留学から帰って来た方が仕事が増えたんですよ。幅広くなって。でもこれって直子さんが違和感なくやり続けてくださったおかげで、私がそういうふうにできてるのかなって思うんで、勝手にですけど、凄い感謝しているというか」と語った。

 また「私もアメリカにいながらも、(日本で)バランスよくやれる仕事はやりたいし、なんかチームじゃないですか、みんなね。テレビの皆さんと一緒にやってきたことが、アメリカでの経験でも使える技をいっぱい覚えたので、みんなでやりたいっていうテレビへの愛情みたいなのは凄く直子さんから学んだことですね」と影響を語った。

 
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