加藤茶 志村けんさんとの若き日の同居生活「おふくろと仲良くなるのがすごく早くて」

2022年10月15日 15:21

芸能

加藤茶 志村けんさんとの若き日の同居生活「おふくろと仲良くなるのがすごく早くて」
加藤茶 Photo By スポニチ
 「ザ・ドリフターズ」の加藤茶(79)が、14日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへSP」(後8・57)にゲスト出演し、一昨年に死去した志村けんさん(享年70)との若かりし日の思い出を語った。
 ドリフの付き人になった志村さんと初めて会ったのは、1968年2月。加藤は24歳、志村さんがまだ高校生で18歳の時だった。加藤は「坊や(付き人)になりたてのころ、志村がうちに入って、高校に通ってたんですよ。高校生で、東村山から通ってたんで、電車がすぐになくなるんですよ」と、当時を回想。見かねた加藤は、家族と住む家に志村さんを約半年間、居候させたという。

 天性の人なつこさで、加藤家にすぐ気に入られた志村さん。加藤と志村が仕事に向かう際、加藤の母から「今日の晩ご飯、どうする?」と聞かれると、加藤を差し置いて志村さんが「すき焼き!」と答えることもあったという。加藤は「人なつこいというか、おふくろと仲良くなるのがすごく早くて」と懐かしんだ。冷蔵庫の飲み物を勝手に飲んだり、加藤より先に風呂に入ったりと、自分の家のようにくつろぐ志村さんを、加藤は「逆に“こいついいな。笑っちゃうな”って思ってましたからね」と、すっかり気に入ってしまったという。

 志村さんはその後、お笑いコンビを結成するが、1年足らずで解散し、ドリフの付き人に逆戻り。そんなある日、荒井注さんがドリフを脱退することが決まった。加藤はお笑いに貪欲な志村さんの加入を、いかりや長介さんに進言。「うちの雰囲気をよく知ってて、ネタの作り方も知ってて、やり方も全部知ってる。最初すごい反対されたんだけど、お願いして。“俺は志村、すごい化けると思うんだ”って」と振り返った。

 加入してしばらくは、志村さんのギャグはウケなかったという。それでも、加藤の助言で、自分がやりたいお笑いをいかりやさんにアピールすることで、志村さんは徐々に頭角を現していく。そのうち、「東村山音頭」など数々のギャグが子供たちの間で大流行するようになり、加藤と並ぶドリフの二大看板へ駆け上がっていった。

 苦労の末に売れた志村さん。加藤は「よく頑張ったと思いますね」としみじみ語った。「いろいろ言われたんですけど、“志村が出てから加藤はつまらなくなった”とかね。加藤派、志村派って勝手に言われて。俺はそんなこと全然思ってなくて、志村がウケてるというのは良かったなと思いました」。嫉妬心は「なかった」といい、「僕がお願いして入れたんだから、嫉妬するのはおかしいでしょう?」と説明。「楽になりますよ。今まで僕が全部オチを受け持っていたんですけど、今度は2つになるわけだから。志村がいて、僕がいて」と、笑いの幅が広がったことに感謝していた。
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