亀梨和也「鳥かごに入っている気分」 追い詰められた日々から救ってくれた思い出グルメと再会
2022年10月15日 17:03
芸能
亀梨は19歳だった05年、「ごくせん」「野ブタ。をプロデュース」と、主要キャストで出演したドラマが軒並み大ヒット。トップアイドルの仲間入りを果たした。しかし、たまのオフに外出すると、週刊誌などのパパラッチのターゲットになった。「事あるごとに常に誰かに追われていたり、鳥かごの中に入っている気分というか。外に気軽に行けなくなった」。ある時は、コンビニで買った品物さえ記事になったという。「あ~、ネギ買いたいけどなあ…。ネギ(が袋から)はみ出るよなあ」。自由を犠牲にする日々で、精神的に追い詰められていたという。
そんな亀梨にとって、気分転換になったのが、友人に誘われて行った代官山の高級サンドイッチ店だった。2000円を超える値段に驚きつつも、人気No・1メニューの「キャベツ&ベーコン」にかぶり付くと、「え!?サンドイッチってこんなにおいしいの?」と大感激したという。
その後も私生活を追い回される日々だったが、サンドイッチが癒やしに。「素でいられる場所を外にまだ作り出せていなくて。自分というものと向き合う、今思うとそういう時間を提供してくれた」と振り返った。
店は19年に閉店。亀梨は自作に挑戦したものの、キャベツの火の通り具合やバター、にんにくの香りなど、マスターの作ったものとは「何か違うんですよね…」と再現には遠かったという。
マスターの佐藤友紀さんは閉店後、一家で広島県尾道市へ移住していた。亀梨のことも覚えており、「好青年。まさに好青年」と当時の印象を口にした。亀梨は店を訪れるたびに、「ごちそうさま」「おいしかったです」と丁重にお礼を伝えていたという。
佐藤さんの厚意で、サンドイッチの再現だけでなく、レシピも紹介。思い出グルメにありつけた亀梨は「う~ん、最高です」と幸せそうな表情を浮かべていた。佐藤さんが現在、尾道市に店をオープンしていると聞くと、亀梨は「え?尾道!?絶対に行きます!」と誓っていた。