京大大学院・藤井聡教授 岸田首相の円安対応に異論「我が目を疑いました……そんな暇があるんなら」

2022年10月16日 19:01

芸能

京大大学院・藤井聡教授 岸田首相の円安対応に異論「我が目を疑いました……そんな暇があるんなら」
藤井聡氏 Photo By スポニチ
 安倍内閣で内閣官房参与を務め、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)にレギュラー出演している京大大学院の藤井聡教授が16日、自身のツイッターを更新。円安が止まらない中、岸田文雄首相が「円安メリットを生かす1万社支援」を打ち出したことに異論を唱えた。
 岸田文雄首相が「円安メリットを生かす海外展開を考えている中小企業、さまざまな企業、合わせて1万社を支援していく」と表明したとする記事を貼り付け、「我が目を疑いました……そんなことをする暇があるんなら、日本中にいる大量の『円安で苦しむ会社』を救済することに全力を費やすべきなのではないでしょうか」と自身の考えをつづった。

 現在、歴史的な円安に歯止めがかからず、14日の外国為替市場では一時、1ドル=148円86銭を付け、バブル景気終盤の円安局面だった1990年8月以来、約32年ぶりの安値を更新した。政府・日銀による為替介入への警戒感は根強いが、効果の限界も意識されている。日米金利差の拡大を踏まえた円売りは今週17日以降に一段と進む可能性があり、1ドル=150円も視野に入っている。
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