藤井王将 棋王戦ベスト4初進出 豊島九段を107手で受け切る 6冠へ今後の「2敗失格制」追い風
2022年10月17日 20:04
芸能
全8冠独占へ、残る3冠のうち、名人戦は挑戦権を10人総当たりで争うA級に今年度初参戦する一方、王座戦と並んで棋王戦は相性が悪かった。
32人によるトーナメントへ勝ち進んだのが17年度のデビュー以来6年で4度目。予選敗退が2度あり、勝ち進んでも2回戦敗退が2度、3回戦敗退が1度。意外なほど上位進出できなかった。
6冠への追い風が、棋王戦のベスト4から採用される「2敗失格制」。今後はトーナメントで敗れても敗者復活戦へ回り、優勝者は挑戦者決定2番勝負で1敗まで許される、地力が反映されやすいシステムへ移行する。準決勝では佐藤天彦九段(34)とぶつかる。「棋王戦でのベスト4は初めて。次局も集中して精一杯指せればと思う」と意欲を語った。