水谷豊　妻・伊藤蘭のラジオ番組にゲスト出演「どうしていいのか」「家庭生活に支障があっちゃいけないと」

　俳優の水谷豊（70）が19日放送のニッポン放送「伊藤蘭　RAN　To　You　スペシャル」（後8・00）にゲスト出演。パーソナリティーを務める妻で女優、歌手の伊藤蘭（67）との共演を果たした。 　
　伊藤と水谷がラジオ番組で2人きりでトークをするのは初めてという。冒頭、伊藤は水谷のゲスト出演が決まったきっかけについて初回放送後、ニッポン放送の広報やスポーツ紙の記者から「いつか水谷豊さんをゲストに呼ぶのはどうですか？」との提案があり、「そうですねえ。機会があれば交渉してみます」と軽い気持ちで回答したところ大盛り上がりしたためと明かした。「うちに帰ってダメ元で聞いてみたところ、意外にOKになっちゃったりなんかしちゃったりしてね。ああ良かったと思って。これで私の使命が果たされたみたいな感じになると思うんですけども」とうれしそうに語った。

　そうして伊藤が「それではここで、番組初の記念すべきゲストをご紹介したいと思います。水谷豊さんです。どうも～」と笑いながら紹介すると、水谷も笑いながら「どうも～」と登場。「ニッポン放送、『RAN　To　You』をお聞きの皆さん、こんばんは、水谷豊です。そして蘭さん、きょうはお招きいただきまして、ありがとうございます」とあいさつすると、「もうね、僕ができるのはここまでです」と冗談めかして話してみせた。

　伊藤は「なんでしょうね、本当に。お忙しいところをお越しいただきましてどうもありがとうございます」と続けると、水谷は「いえいえ、どうしていいのかね、この感じって、蘭さん」と照れた。伊藤が「ちゃんとしましょ」と促すと、水谷は「分かりました」と応じた。

　伊藤が「こんなラジオで向かいあってしゃべるっていう感じって、初めてですよね」と話せば、水谷も「いやもうこんな日が来るとは思ってもなかったですよ。自分の人生の中でこんなことが起きるとは」と感慨深げに話した。伊藤が「なんか映画のキャンペーン時に2人でラジオ出たことはありましたよね」と話すと水谷は「『少年H』、妹尾河童さん原作の、河童さんの両親の役を我々がやった時でしたよね。もう10年近くたってますね、あれから」と回顧。「ついこないだのことみたいに。河童さんがうちに来ていただいて、方言指導してもらった」と続けた。

　伊藤が「よくぞお受けいただきまして、本当にありがとうございます」と再び感謝すると、水谷は「これ、蘭さんから“みんなもゲストにどうだろう？って言ってる”って時に一瞬考えたんですよ。もし断った場合に、こっから先の家庭生活に支障があっちゃいけないと思って、もう」と苦笑。伊藤は「スタッフ一同の熱い希望あってのことなんですよ」と強調すると、水谷は「もう考えてみるとね、古希になってるじゃないですか。かつてできなかったことも今ならやってみよう、って。ちょっとそういう気持ちも僕をプッシュしたのかもしれないですね」としみじみと話した。

　水谷は「今回も、打ち合わせか何かするかなと思ったしなかったですもんね」と家では事前に話すことなく収録に挑んだとしたものの、「昨日ですよ、寝る前に蘭さんなんかやってらっしゃる、僕もなんかやってた、すると蘭さんが“じゃ、そろそろ…”って、夜中だったと思いますけど、“じゃ、すいません、ほんとすいません、明日よろしくお願いします。ほんとに、ほんとに申し訳ないです…。じゃ、おやすみなさい”って部屋に入って行っちゃった。あれ、どこの立ち位置だったんだろうって思ってね」と不思議そうに語った。伊藤は「もう私の背中にはスタッフの思いが乗っかっているわけすよね。それで腰が低くなっちゃって」と照れた。水谷は「初めてみる蘭さんでしたよ」。伊藤は「でも良かった、言ってみるもんですね」と再び喜んだ。