田崎史郎氏 首相答弁一転の要因「秘書官が相談したのは文化庁だけ。法律事項を話すんだったら…」

2022年10月20日 13:49

芸能

田崎史郎氏 首相答弁一転の要因「秘書官が相談したのは文化庁だけ。法律事項を話すんだったら…」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が20日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。岸田文雄首相が1日で答弁変更し、宗教法人への法令違反要件について「民法の不法行為も入り得る」との見解を示したことに言及した。
 岸田首相は、19日の参院予算委員会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する宗教法人法に基づく調査を巡り、宗教法人への解散命令請求が認められる法令違反の要件について「民法の不法行為も入り得る」との見解を示した。18日の衆院予算委では刑法違反を挙げ、民法は含まないとの認識を示しており、1日で答弁を変更した。

 司会の羽鳥慎一アナウンサーの「1日でコロコロ変わっちゃって大丈夫かという思いがある」と言うと、田崎氏は「非常に重い総理答弁を1日で変えてしまっていいのかと。自民党にしたら政権与党ですから、政府が決めることを受け入れざるを得ないんですけれども、その一方で官邸の動かし方、権力の行使の仕方がこれでいいのかっていう不安は出てきています」とした。

 そこで羽鳥アナが「内部がうまくいっていないという印象は?」と聞くと「総理秘書官は全部で8人。政務秘書官が2人で、6人が事務の秘書官。その6人のうち3人がこの問題にかかわっているんです。でもその相談する相手が文化庁だけだったんですね。本来だったら法律事項を話すんだったら法務省の訟務局の人たちと話さなくちゃいけないのに、その人たちと話したのが一昨日の夜になるわけです」と話した。
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