紀藤正樹弁護士、勅使河原氏会見にあきれ顔「素直な謝罪にならない」 プライバシーの侵害も指摘

2022年10月20日 16:11

芸能

 全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹弁護士が20日、日本テレビ系「情報ライブミヤネ屋」(月~金曜1・55)にリモートで生出演。同日の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の勅使河原秀行教会改革推進本部長の会見に言及した。
 会見で勅使河原氏は、元妻が旧統一教会信者の橋田達夫さんの高知県の自宅に20日、アポなし訪問した件について説明。自身の主張もまじえて弁明し、橋田さんとのやり取りについても明かした。

 これに対し、紀藤氏は「悪いことをしたら普通は謝るんですが、(旧統一教会は)“自分達にはこういう正当性がある”“相手にはこういう問題がある”ということを言い続けて、きょうも結局、素直な謝罪にならないんです」と指摘。さらに会見の中で、旧統一教会が橋田さんの元妻の証言をビデオで流したことについて、「奥さんの証言をビデオで撮影して流すっていうのは、誠実な謝罪とは思えません」と断言した。

 また、紀藤氏は勅使河原氏について、「これ、牧会者ですからね」と口に。「教会の牧会者が本人から聞いたことや、その場であった事情を、自分はこういう立場でこういうことを聞き取ったということを公の席でつまびらかにすることは、かなりプライバシーの侵害、場合によっては損害賠償請求に入っていくんじゃないかと思いますので、この会見は驚きました」とあきれ顔。これを受けて、清原博弁護士も「家庭内の事情を全部、記者会見で流すというのは、あまりにも家庭のプライバシーに配慮がなさ過ぎる」と述べ、紀藤氏に同意。「つまり自分達の教団の弁護、保身のためには信者の家庭がどうなってもどうでもいいよという態度にしか受け取れない。言いたいことがあっても、そこはプライバシーに配慮しながら喋ることが必要です」と憤った。
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