小林幸子 「おもいで酒」200万枚の大ヒットにつながったきっかけ キャンペーンは一度は断っていた
2022年10月23日 17:31
芸能
![小林幸子 「おもいで酒」200万枚の大ヒットにつながったきっかけ キャンペーンは一度は断っていた](/entertainment/news/2022/10/23/jpeg/20221023s00041000450000p_view.webp)
小林は1964年、10歳で歌手デビュー。その後、不遇の時代を経て、1979年、25歳の時に「おもいで酒」がレコード販売200万枚の大ヒットとなり、紅白歌合戦に初出場した。
LiLiCoが下積み時代に公園で頭を洗っていたという話から「あそこに戻りたくなくて、今、毎日頑張ってるんですよ」と話すと、小林も「分かる。あそこに戻りたくないって何が目標かって そこに戻りたくないって目標、すっごい強い。反骨精神だから」と共感。自身もキャンペーンで客からビールをかけられたこともあったといい、「私、いつも思うんだけどきちんと自分の心の中で諦めるという、きちんと覚悟ができたときが1つの節目に自分の知らないところでなっているってこともあって」と切り出した。
地方のホテルでのキャンペーンを振り返り、「2カ月間、ずーっと(キャンペーンを)やってるときに、私はもう歌の神様に、つまりレコード歌手としての神様に見放されたと思って、何人かで組んで、日本舞踊もやるし、歌も歌って、そういったものを作ってやっていこうと、そこで覚悟決めてたときなんですよ」と小林。「そうしたら、電話かかってきて。『おもいで酒』はB面だったの。B面で、もちろんテレビなんか出してもらってなかったから、テレビに出たこともないラジオもかけたこともないのに、有線放送から大阪で1位になっているところあるって。それをきっかけに“キャンペーンやりましょう”って言われたんです」と回顧した。
「でも、キャンペーンやっても、キャンペーンやればやるほど心ズタズタになって帰ってきてる(から)、自分が何十回もそれを見て知ってるから、また心ボロボロになって帰るの嫌だから“やりません”ってレコード会社に言ったの」と一度はキャンペーンを断ったことを告白。すると、そのホテルの1人の女性ダンサーから「やっておいでよ。どうせだって辞める気でいるんでしょ?辞める気でいるんだったら行って、ボロボロになったときに判断できるだろう。だから行っておいで」と言われたそうで、それでキャンペーンに挑戦。「そうしたら、今までのやってるキャンペーンと、どんどん変わって」と明らかな変化があったといい、結果的に「おもいで酒」は200万のダブルミリオンとなり、ブレークすることになった。