羽鳥慎一アナ SNS中傷投稿に“いいね”杉田水脈議員に賠償命令に「怖いではなく書き込むことを考えて」

2022年10月26日 12:33

芸能

羽鳥慎一アナ SNS中傷投稿に“いいね”杉田水脈議員に賠償命令に「怖いではなく書き込むことを考えて」
羽鳥慎一アナウンサー Photo By スポニチ
 羽鳥慎一アナウンサー(51)が26日、司会を務めるテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織さん(33)が、自身を中傷する複数のツイッター投稿に「いいね」を押して名誉を傷つけたとして、自民党の杉田水脈衆院議員(比例中国ブロック)に220万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁が20日に55万円の支払いを命じたことに言及した。
 東京高裁は、請求を退けた一審判決を変更し、伊藤さん側の逆転勝訴となった。石井浩裁判長は、杉田議員が「いいね」を押す以前に、伊藤さんへのやゆや批判を繰り返していた経緯を重視。「伊藤さんらを侮蔑する内容のツイートを利用して、積極的に名誉感情を害する意図で『いいね』を押した」と判断した。その上で、当時約11万人のフォロワーがいる国会議員の立場だった点を踏まえ「発言などには一般人とは容易に比較し得ない影響力がある」と指摘。「社会通念上許される限度を超える侮蔑行為で、精神的苦痛は軽視できない」として違法性を認定した。伊藤さんの代理人弁護士によると、中傷投稿に「いいね」を押す行為で賠償を命じた司法判断は初めて。

 番組では、インターネット上などに「いいねを押しただけで賠償命令では、怖くて何にもいいねできなくなる」などの声が上がっていることを紹介。これに羽鳥アナは「なんだ、いいね、怖いねじゃなくて、書き込むということに対してどう考えますかっていうことをちょっと考えましょう…ということでもあるのかなあと思います」と自身の受け止めを話した。
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