大空幸星氏 なりすまし旧統一教会ビラ配布で私見「社会全体が思想警察みたいになってしまっていて…」

2022年10月27日 11:47

芸能

大空幸星氏 なりすまし旧統一教会ビラ配布で私見「社会全体が思想警察みたいになってしまっていて…」
東京・台場のフジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 慶大を今年卒業した、24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。来春の福岡市議選に立候補する予定の元衆院議員の男性をかたり、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と関係があると記したビラを作成したなどとして、堀本和歌子市議(41)=博多区選出=が福岡県警から私文書偽造の疑いで任意の事情聴取を受けていたことについてコメントした。
 堀本市議が所属していた会派によると、同市議はビラを配ったことを認めており、議員辞職する意向で、28日午後に記者会見し説明する。関係者によると、ビラは8月、博多区内にある複数の住宅に投函された。男性を名乗り「旧統一教会の式典で、偉大なる韓鶴子総裁に祝辞を述べさせていただいた」などと記されていた。周辺の防犯カメラにはビラを配る人物と車が写っていた。ナンバーから堀本市議の所有車であることが判明、男性が9月に県警に告発状を提出していた。

 大空氏は「(堀本市議は)リツイートの感覚でっていうことを言ってるのがすごい意味が不明ですよね。最近の判例とか読んでらっしゃらないんだと思いますけれども“いいね”ですら誹謗中傷に当たるということは、もう最近言われているわけなんですよね。そこは言い訳にならないのが1つ」と指摘。ジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗中傷するツイートに「いいね」を押したことが伊藤さんの名誉感情を侵害したとして、自民党の杉田水脈衆院議員に慰謝料など損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が20日、東京高裁であり、石井浩裁判長が一審判決を変更し、杉田議員に55万円の賠償を命じたことを指すと思われるが、多くの法律の専門家は、この事案は“いいね”だけで誹謗中傷とされたわけでなく、それまでの杉田議員の行動などもあり、特殊事例で一般論ではないとしている。

 大空氏は、続けて「もう1つは、今は政治家とこの旧統一教会の関係ってのは、ある種、明らかにしていく社会的意義もあると思うんですが、ただ国会も含めて社会全体が思想警察みたいになってしまっていて、本当に社会全体で名刺交換どころか、その場で一緒にいて同じ空気を吸ってるだけでも絶対悪だ、みたいな空気があるのは事実で、その空気感がこういう行為を許してしまっている側面もあるわけ。だって一部もうSNS上でこの人を擁護している人もいるわけなんですよね」と言い、「そういうことが許されるようなことは絶対にあってはならないと。そのことは、この旧統一教会の問題を含めて何よりも優先的に批判している人たちも含めて考えないといけないと思います」と自身の考えを述べた。
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