三遊亭円楽さんをしのぶ会 楽生「師匠の教えを胸にがんばります」

2022年10月28日 14:55

芸能

三遊亭円楽さんをしのぶ会 楽生「師匠の教えを胸にがんばります」
<「五代目園楽一門会」六代目を偲ぶ会>六代目円楽の遺影を囲んで故人を偲ぶ(左から、全て三遊亭)竜楽、楽生、楽麻呂、鳳楽、好楽、円橘(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 日本テレビ「笑点」の大喜利メンバーとして活躍し、9月30日に肺がんのため72歳で他界した落語家の六代目三遊亭円楽さんをしのぶ会が28日、東京都千代田区の国立演芸場で行われた。もともと「五代目円楽一門会」として28~30日まで予定され、当初28日は「六代目を囲む会」として円楽さんが出演予定だった。タイトルを「六代目を偲(しの)ぶ会」に変更、三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭円橘らが座談会を開催し、思い出を語った。
 円楽さんの最後の高座は8月20日の同所。先代の円楽さんの最後の高座も同所だった。円楽さんの惣領弟子・楽生は「師匠からの教えは『世に出るためにはうまくなるか、面白くなるか、まめになるか』。弟子が10人おりますので、師匠の教えを胸にがんばります」と決意を口にした。

 晩年は病との闘いが続いた円楽さん。18年10月に初期の肺がんの摘出手術を受け、19年7月には脳腫瘍が見つかった。同年、肺がんが再発。過去には大腸がんと診断され内視鏡手術を受けたこともあった。今年1月には脳梗塞で入院した。8月11日に高座復帰したのが、国立演芸場。入院中のエピソードを紹介しながら古典落語を演じ、拍手を浴びると涙を流した。その後は「笑点」への復帰を目指していたが、同26日に息苦しさを訴え、肺炎と診断され入院。30日に予定した独演会を中止した。笑点の最後の出演は1月30日だった。

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