演歌歌手の北島三郎(86)が27日、東京・中野サンプラザホールで開かれた日本クラウンの創立60周年記念公演「令和・歌の祭典2022」に出演した。公の場に姿を見せるのは約2年半ぶり。
オープニングでは「函館の女」を後輩歌手たちと歌い、終盤には「風雪ながれ旅」を披露した。座っての歌唱だったが「みんなに負けたくねーなと思って頑張った」と笑った。最後は代表曲「まつり」を瀬川瑛子(75)、鳥羽一郎(70)ら出演者全員で合唱した。北島は同社の第1号歌手で、自身の芸能生活も60年。取材では「60年お世話になったけど、引退はしないよ。この道を一筋に歩いて終わっていくと思うけど、引退はしないで頑張ります」と力強く宣言した。