三遊亭円楽さんをしのぶ会 鳳楽「楽ちゃんとは思い出がありすぎる」

2022年10月28日 17:32

芸能

三遊亭円楽さんをしのぶ会 鳳楽「楽ちゃんとは思い出がありすぎる」
<「五代目園楽一門会」六代目を偲ぶ会>六代目円楽を偲ぶ(左から、全て三遊亭)鳳楽、好楽、円橘(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 日本テレビ「笑点」の大喜利メンバーとして活躍し、9月30日に肺がんのため72歳で他界した落語家の六代目三遊亭円楽さんをしのぶ会が28日、東京都千代田区の国立演芸場で行われた。もともと「五代目円楽一門会」として28~30日まで予定され、当初28日は「六代目を囲む会」として円楽さんが出演予定だった。タイトルを「六代目を偲(しの)ぶ会」に変更し、三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭円橘らが座談会を行うなど思い出を語り、好楽が「胡椒の悔やみ」でトリを務めた。
 座談会では鳳楽が「楽ちゃんとは二人で修行して、思い出がありすぎる。5代目が“捨てちまえ!”って言った酒を帰りがけにこっそり飲んで、いい気持ちになって何軒もはしごしたことを覚えている」と振り返る。終演後にも取材会が行われ、好楽は「この高座を円楽も見ていてくれているだろうし、“下手だね”って言ってると思う。厳しいけど、そういわれるのは嫌いじゃなかった。あなたの落語は、弟子が引き継いでいくよ」と話した。円橘も片手を口に当て、「まだ迎えに来なくてもいいよ!」と上を向いて語りかけていた。

 この日、国立演芸場入り口前には円楽さんの写真パネルや、献花台がもうけられた。ロビーには楽屋ネタ帳やめくりが展示。円楽さんの肉声による高座の音源も流れており、多くの観客が円楽さんをしのんだ。
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