巨人ドラ1・浅野翔吾 揺れる17歳の胸中…知られざるドラフトの舞台裏に迫る
2022年10月29日 10:00
芸能
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高校通算68本塁打を放ち、三拍子揃った超高校級スラッガーだが、プロでは本塁打を追い求めない。ドラフト前にヤクルト・村上が日本選手最多本塁打となる56号を放ったことに「56本は打てない」とし「まだ可能性があるのはトリプルスリーとか首位打者とか」とプロ入り後の自身の選手像を描いた。
ドラフト当日の朝。「少し緊張っていうのと、楽しみっていう両方あります」と心境を吐露。また、試合前日に必ず行っていた「石清尾八幡宮」で「無事に選ばれますように」とお願いしていた。さらに、阪神との2球団競合が濃厚と予想されていることには「違和感しかない。まさか自分が選ばれる日が来るとは思ってなかった。変な感じ」と話した。
通常通り授業を受けた後、控え室に姿を現した浅野は「ちょっと緊張してきた」とソワソワ。45分に会見場に向かうと伝えられると「じゃあ44分にもう1回トイレ行ってきます」と直前まで落ち着かない様子だった。
そして、運命のドラフトでは事前の公表通り巨人が1位指名。さらに阪神からも1位指名された。競合の末、巨人・原監督がクジを引き当てた。浅野は「昔から伝統のある読売ジャイアンツに1位指名されてホッとしています」と安どの表情で喜びを語った。会見後には「本当にケガのない丈夫な体で年間140試合戦えるような選手になりたい」と改めて胸中を語った。見事、プロ入りの夢をかなえた浅野。これからの戦いに注目したい。