石川さゆり「やっている限りは走らなければ」 50周年記念リサイタルで“生涯現役”宣言
2022年10月30日 05:08
芸能
同ホールは石川がデビューした73年に開館し、同じく50年を迎えた思い出深い会場。この日はラッパーのKREVA(46)も駆けつけ、2度目のタッグを組んだ新曲「愛されるために君は生まれた」(来年発売予定)を初披露するなど、29曲を歌い上げた。
大みそかのNHK紅白歌合戦にも意欲を見せた。出場が決まったらと前置きした上で「長く続いてきた紅白歌合戦の中の1シーン。しっかり皆さんに届けられるようにしたい」と力を込めた。「津軽海峡・冬景色」がヒットした77年に初出場。84年から昨年まで38年連続の出場は紅組では最長記録で、今年で39年連続45回目の出場が確実視されている。
歌い続けた半世紀。「さゆり、関所だと思え。ここを越えればまた面白いぞ」。苦しいときは先輩の北島三郎(86)の言葉が支えになったという。「何か大変なことがあると、ここは関所だ」との気持ちで乗り越えてきた。
今年は吉田拓郎(76)、加山雄三(85)ら大御所歌手が「引退」を口にした一年。「何事も走り続けるということは大変なこと」と、これまでを振り返り、「やっている限りは走らなければいけない。あまり、ちんたらすることはできない。今は走ることしか考えていない」と真っすぐにはるか先を見据えた。
≪紅白出場44回は紅組最多≫NHK紅白歌合戦の出場回数は2018年の特別枠での出演も含めると北島三郎(86)が歴代最多の51回。五木ひろし(74)の50回、森進一(74)の48回が続く。石川の44回は紅組では最多、全体では4位の記録。五木は71年に初出場してから20年まで50回連続で出場しており連続出場回数では歴代トップを誇る。2位は森の48回。石川はそれに続く。