「鎌倉殿の13人」妻と名乗った巴御前…秋元才加「夫婦の愛の証し」木曽義仲の戦とは「また違った感覚」
2022年10月30日 20:48
芸能
![「鎌倉殿の13人」妻と名乗った巴御前…秋元才加「夫婦の愛の証し」木曽義仲の戦とは「また違った感覚」](/entertainment/news/2022/10/30/jpeg/20221030s00041000054000p_view.webp)
稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げた。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑んだ。
第41話は「義盛、お前に罪はない」。鎌倉を守るために大江広元(栗原英雄)とも共謀し、反北条の旗頭となった和田義盛(横田)の転落を目論む北条義時(小栗)。戦を回避するべく3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)と政子(小池栄子)が奔走する中、三浦義村(山本耕史)八田知家(市原隼人)ら有力御家人は義盛の陣営に集い、情勢を見定めていた。そんな中、父・義盛の安否を心配する三男・朝比奈義秀(栄信)らが打倒北条を目指して決起…という展開。
義盛は出陣を申し出た巴御前(秋元)を説得した。
巴御前「戦で死ねれば、本望にございます」
義盛「それは俺が死んだ時に言え。俺は、生きて帰る!その時におまえがいなかったら俺、困っちまうよ」
巴御前の目が潤んだ。
義盛は南門から鎌倉御所に突入し、三浦勢と激突。戦は深夜まで続いたが、由比ヶ浜まで退却。西相模の援軍を待ち、巻き返しを図る。
義盛「心配そうな顔をするな」
巴御前「そういう顔なんです」
義盛「北条に代わって、俺が執権になる。何ならいっそのこと、鎌倉殿になっちまうか。そしたらおまえは、御台所」
巴御前「羽林様(実朝)はどうなるんですか」
義盛「鎌倉殿の上だ。大鎌倉殿」
笑う義盛を微笑ましく見つめる巴御前。
そして、義時の騙し討ちに遭った義盛絶命の報が由比ヶ浜の巴御前に入る。
(回想)
義盛「もし、俺に何かあった時は、おまえは鎌倉を離れろ」
巴御前「あなたのいない世に未練はありません」
義盛「生き延びるんだ。あの時のように。生き延びろ」
馬に乗った鎧姿の巴御前が戰場に現れた。「我こそは、忠臣和田義盛の妻、巴なるぞ!」――。
「2日にわたって繰り広げられた和田合戦が、終結する」(語り・長澤まさみ)
番組公式ツイッターに公開された「かまコメ(撮影直前・直後の音声コメント)」。秋元は「シーン的には(巴御前が)最終的にどうなったかというのは描かれていないんですけど、もしかしたら義盛殿の亡骸を探しに来たのかもしれないし、最後の台詞に『妻』や『忠臣和田義盛』という言葉が入っていたので、夫のプライドと妻のプライドを持って戦場に向かったのかなと思っています。でも、以前の木曽義仲様といた時の戦とはまた違った感覚で、夫婦の愛の証じゃないですけど、操を立てるというか、そういう2人の関係を感じました」と振り返った。