故森田芳光監督作品回顧上映会 米NYの劇場で12月開催へ

2022年11月05日 10:00

芸能

故森田芳光監督作品回顧上映会 米NYの劇場で12月開催へ
「森田芳光70祭 2022」のポスター Photo By 提供写真
 故森田芳光監督の作品を回顧する上映会が12月2日から11日まで米ニューヨーク市のリンカーンセンター(ウォルター・リード・シアター)で開催されることが決まった。
 2011年12月20日に61歳で死去した森田監督。生誕70年も過ぎ、没後10年を迎えた昨年に「森田芳光70祭(ななじゅっさい)」と題した企画が始動。ブルーレイボックスセットの発売や記念本の出版、ゆかりの劇場での上映会などを全国展開してきたが、国際交流基金と合同で進めてきた海外での上映はコロナ禍の影響で延期されていた。

 海外でも人気だった森田作品。今回上映されるのは「家族ゲーム4Kデジタルリマスター版」(7回)、「ときめきに死す」「(ハル)」「黒い家」(各2回)、「の・ようなもの」「(本)噂のストリッパー」「メイン・テーマ」「それから」「キッチン」「失楽園」「39 刑法第三十九条」「間宮兄弟」(各1回)の12本。監督夫人でプロデューサーの三沢和子さんが現地に飛び、2~4日に舞台あいさつを行うことも決まった。

 「森田芳光70祭2022」は国内では11月19日から12月2日まで大阪シネ・ヌーヴォ、12月17、18日には東京・新文芸坐で開催決定。23年も引き続き全国各地で上映会を予定している。三沢さんは「(これまで)各地で開催しました上映イベントは、お陰様でたくさんの方々にご覧いただき、森田映画が今も古くなっていないこと、現代の観客にも感動して頂けることがわかり、大変うれしかったです。それと同時に驚いたのは観客のほとんどが初見であったことです」と手応えを感じている。
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