三谷幸喜氏 監督、脚本を務めた長編ドラマに熊の着ぐるみで出演していた「現場にいたい気持ちが募って」
2022年11月05日 13:00
芸能
鶴瓶は鈴木から聞いた三谷の話として「それも、自分も見たいからずっとカメラの後ろで見てて、急に消えたんやて。山から転げ落ちて」と明かした。三谷は「僕は本も書いて演出もやったんですけど、本来監督っていうのはカメラの横にいて様子を見たりするんだけれども、これは本当に長回し2時間だからいないでくれって言われたんだけど、やっぱ見たいじゃないですか。だからカメラマンの後ろについてずーっと」と説明。「俳優さんの芝居ばっかり見ていると、ちょっと足元を見るの忘れて。“うわーっ”って言って落ちたんですよ」と続けた。
鶴瓶が「この人たち(出演者2人)は落ちたんを見てんねん。でも芝居続けなあかんねん」と収録中の写真を見ながら語ると、三谷も「もう40分以上続いてるんでここで笑っちゃったり止めたらまた始めからやり直しだから我慢してるけど、この中井さんの下で僕がこうやってつかまって」と笑わせた。
鶴瓶はさらに「ほんで次の時には熊のぬいぐるみに入って見てたんやね」と話を振ると、三谷は「“あなたもういいから、旅館で待っててください”ってスタッフに言われたんですけど、やっぱり見たい、現場にいたい気持ちが募ってしまって。途中、熊に遭遇するっていうシーンがあるんですけども、スタッフの方が熊の着ぐるみを着て待ってるんですよ。その熊の役を“僕、やりたいんですけど”って言ってお願いして」と驚きの事実を語った。
「凄い怖かったんですよ。誰もいない山の中で熊の格好してずーっと彼らが来るの待ってる。もしハンターがそこに現れたら、撃たれますから。凄い怖かった」と回顧した。