鈴木京香 女優人生の転機となった三谷作品「“私、愛人顔だから”ってセリフがあって」

2022年11月07日 15:59

芸能

鈴木京香 女優人生の転機となった三谷作品「“私、愛人顔だから”ってセリフがあって」
鈴木京香 Photo By スポニチ
 女優の鈴木京香(54)が6日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)の対談企画「インタビュアー林修」に出演。女優人生を変えた三谷幸喜氏の作品について語った。
 連続テレビ小説「君の名は」でヒロインを演じるなど、これまでNHK大河ドラマ6回、朝ドラ3回、TBSの日曜劇場3回など多くの作品に出演してきた鈴木。そんな鈴木にとって転機となった作品の1つが、26歳の時に出演したフジテレビ「王様のレストラン」(1995年)だった。同作は三谷氏が脚本を手掛けたヒット作で、鈴木は支配人の愛人になるバーテンダーを演じた。

 鈴木は「それまではおとなしめの女性の役が多かったんですけど、ドラマの中で“私、愛人顔だから”ってセリフがあって、それが定着したのかな?私、そんなこと思ってなかったから」と苦笑。「三谷さんにはそうに見えたんですかね…。本当にそれで愛人役が増えました」と笑った。

 そんな鈴木にとって、さまざまな三谷作品の中でもWOWOWドラマ「short cut」(2011年)は忘れられない作品だという。112分間、ワンカットで撮影するドラマで、中井貴一が主演し、鈴木は妻を演じた。

 「山を登って山を下りて、トラクターに乗り込むまで、ずっとカメラを止めずに回しっぱなしで。かんでもやり直せないんです。(失敗してもそのまま続けないといけないし、途中、草を食べたりしないといけないんですよね、雑草むしって。前日に雨が降ったりすると、美術さんが入れてる食べられる草ではあるんですけど、綺麗な草に替えても、風が吹いたりして汚れてたりする時があって。何があるかわからない」と回顧。「100分ぐらいの時間はとにかくお芝居を止めずにっていうのを計13回かな。13日間、やりました。13回やった中から、1番チェックして良いものを放送したんです」と明かした。

 「みんな大変なんですけど、三谷さんもカメラマンの後ろで毎日ついてくれるんですけど、途中、山道でクマと遭遇するんですけど、クマの着ぐるみの中に入っていたりとか。役者のことも大事にしてくれるし、スタッフのことも気遣って、自分も同じように一緒に現場で過ごすんだってことでやってくださった」と懐かしんだ。

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