北朝鮮ミサイル発射 おきまりの「強く非難」文言に専門家が疑問符「中長期的にどう向き合うのか」

2022年11月09日 19:52

芸能

北朝鮮ミサイル発射 おきまりの「強く非難」文言に専門家が疑問符「中長期的にどう向き合うのか」
日本テレビ Photo By スポニチ
 北朝鮮政治が専門の慶大・礒崎敦仁教授が9日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)にリモートで生出演し、北朝鮮によるミサイル発射を発表した政府の対応に疑問を投げかけた。
 防衛省はこの日午後3時31分ごろ、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射されたと発表。朝鮮半島東岸の日本のEEZ(排他的経済水域)の外側に落下したとみられ、浜田靖一防衛相はこの日、記者団に対し、「関連する安保理決議に違反するものであり、我が国として北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて抗議し、強く非難いたしました」と述べた。

 ミサイル発射を頻発する北朝鮮に対し、文言も紋切り型の非難声明だった。礒崎氏は「日本政府は北京の大使館ルートを通じて抗議をする、抗議をしたと毎回繰り返していますけど、私自身も20年ほど前に、北京の日本大使館で末端の職員として勤務していたことがあって、そのルートだけで抗議して、それでいいのか?」と疑問視。「もっと中長期的に、北朝鮮とどう向き合うのかを考えていく必要があるように思います」と訴えた。
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