トランプ前大統領苦戦 柳沢秀夫氏が分析「あおりすぎて世論の警戒感を呼び起こしたのでは」

2022年11月10日 17:24

芸能

トランプ前大統領苦戦 柳沢秀夫氏が分析「あおりすぎて世論の警戒感を呼び起こしたのでは」
東京・台場のフジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 ジャーナリストの柳沢秀夫氏が10日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、開票が進む米中間選挙について自身の見解を示した。
 野党共和党のトランプ前大統領が今回、積極的に選挙戦に関与。選挙での優勢をステップに、15日には24年の次期大統領選への再出馬を表明するとみられていた。

 ところが、ふたを開けてみれば思惑が外れ、予想以上の苦戦が伝えられており、共和党のイメージカラーにちなんだ「レッドウエーブ(赤い波)」の圧勝劇にはほど遠い様子。まさかの伸び悩みぶりに、米メディアではトランプ氏が激怒し、メラニア夫人や側近らに当たり散らしているとも報じられている。

 現在開票中で、上院では与党民主党との大接戦が伝えられている。柳沢氏は「結果はこれから」としつつも、「終盤でトランプ氏、やりすぎたのかな?あおりすぎちゃって、逆に世論の警戒感を呼び起こしたのでは」と、トランプ氏の露出過多を苦戦の理由に挙げた。

 CNNの出口調査では、トランプ氏を支持すると答えた有権者は39%にとどまり、逆に不支持は58%と過半数だった。柳沢氏は「民主党に積極的に投票したというよりも、むしろアンチトランプで民主党の方に票が入ったのでは。予想以上にレッドウエーブは起きていなかった」と分析した。

 トランプ氏が一昨年、大統領選でバイデン氏に敗れた後、同氏の熱心な支持者たちが連邦議会を襲撃する事件が起きた。柳沢氏は「2年前の大統領選挙の混乱、あれを二度と繰り返したくない、という思いはあるのかもしれない」と、世論の思いを推察していた。
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