古谷一行さんお別れの会 竹中直人ら300人参列 発起人の降谷建志「本人は派手なことが苦手なので…」

2022年11月14日 14:58

芸能

古谷一行さんお別れの会 竹中直人ら300人参列 発起人の降谷建志「本人は派手なことが苦手なので…」
古谷一行さんお別れの会で飾られた写真 Photo By スポニチ
 ドラマ「横溝正史シリーズ」の金田一耕助役や「金曜日の妻たちへ」などで人気を博し、今年8月に78歳で死去した俳優の古谷一行(ふるや・いっこう、本名かずゆき)さんの「お別れの会」が14日、都内で行われた。午後1時から始まった会には、俳優竹中直人、沢村一樹、女優石野真子、羽田美智子、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」山崎静代らが参列。そのほか映画、テレビ関係者約300人が参列した。また上川隆也、北大路欣也が弔電を送った。
 この日、報道陣の取材に応じた竹中は「まだいらっしゃるような気がして、不思議な気持ち。古谷さんの声が好きで、ずっと自分を見守ってくれていた。“いずれ僕もそちらに行きます”とお伝えしました」と話す。石野は「お会いすると“元気か?”と声をかけてくれて、温かくて包容力のある方。とてもチャーミングで、素晴らしい俳優さんでした」と振り返った。

 発起人は古谷さんの長男でロックバンド「Dragon Ash」の降谷建志。冒頭のあいさつでは「子供の頃は撮影でいないことが多くさみしい思いもしたが、俳優として尊敬。本人(古谷さん)は派手なことが苦手なので“やめてくれ”と思っているかもしれないが、けじめとして開いた」など、10分近くにわたって話していた。

 横幅11メートルの祭壇のデザインも降谷が考案。役者の必需品・台本が開かれた様子をモチーフに、ユリやバラなど白を基調とした約3000本の花が彩った。メーン写真は古谷さんが60代の時に撮影され、生前お気に入りだったものをチョイス。祭壇上には約6・5メートル×4メートルの巨大スクリーンが設置され、TBS「金田一耕助シリーズ」やテレビ朝日「徹子の部屋」などの映像が流れた。

 会場にはそのほか、舞台「招かれざる客」やTBSドラマ「思えば遠くへきたもんだ」の場面写真や家族写真約30枚が飾られ、それぞれが故人をしのんでいた。

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