若狭勝弁護士　維新・中条きよし参院議員、国会質問で新曲PRに「宣伝する気持ちはなかったと言っても」

　元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が16日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。日本維新の会の参院議員で歌手の中条きよし氏（76）が15日に開かれた参院文教科学委員会で、「9月に新曲が出た。ぜひ、お買い上げください」などと発言したことに言及した。 　若狭氏は「まずはですね、今まで政治にしがらみのない彼がこういう形でどんどん政治に参加するってことはいいことだと思うんですよね」としたうえで、「ただどう見ても、宣伝する気持ちはなかったと言っても、宣伝してますよね。不適切な発言であることは間違いないと思う。カサブランカの歌が昭和のにおいがするっていうんであれば、たとえば言い方として、昭和の時代、子供なんかを支え合ってた時でしょうと。そういうような形でさらっと触れるぐらいならいいですけど、まさに宣伝そのものになっちゃってることだから問題は大きいと思います」と自身の見解を述べた。

　同委員会では初の質問となった中条氏は「文化芸術ということで、自己紹介をさせていただきます」と前置きし、「昭和42年にレコードデビューを果たしました。プロ歌手になって今年で54年になります。今年で53枚シングルを出しました。アルバムも何枚か出させていただきました」と自身の経歴を披露。その後、コロナ下で仕事に恵まれない歌手や俳優らの苦労に言及し、国としての支援について質問。永岡桂子文部科学大臣らとの質疑が続いた後、中条氏は最後に「もう時間だということなので最後になりますが、私の新曲が9月7日に出ております。杉本眞人の作曲で昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひ、お聞きになりたい方はお買い上げください」と突如自身の新曲をPR。そして「12月28日に中条きよしラストディナーショーというのをやります。今年最後のディナーショーではなくて芸能界最後のラストディナーショーです。76年間、一国民として頑張ってまいりました。これからは違うステージで頑張りたいと思っております。よろしくお願いします。ありがとうございます」とディナーショーの話題も持ち出し、質問を締めた。