奇才・堤幸彦監督が「天才じゃないか、この人は!」と絶賛する女優「戦友レベルにまで登り詰めた」
2022年11月21日 14:15
芸能
ただ、そんなイメージだった戸田の印象は撮影を進めるうちに大きく変化したといい、「こちらのあらゆる要求にほぼほぼ120%以上で応えてくれる人。言ったこと以上の何かを残してくれる人だという、関係値が僕の中でできてしまっていて、戦友レベルにまで登り詰めたと思いました」と絶賛した。
同作では、大量の餃子を食べるシーンが印象的だが、堤監督は「ドラマ独自の餃子を作るということになり、僕のおふくろが作ったレシピがあって、プレーンで作って、味噌をちょっとだけ入れる。ウスターソースとマスタードで食べるんです。私はこれがずっと常識だと思ってた。それを復権させようと思って、ロケ先のお店に頼んで作ってもらったんです。(戸田に)たくさん食べてもらった後に、食してみたらめちゃくちゃ辛かったんです。おいしそうに食べてましたけど、とんでもなくマズい。すみませんでした」と裏話を明かし、平謝り。その後、戸田が手作りの餃子を差し入れたことがあったそうで「たぶん私に対する当てつけだと思うんですけど、おいしい餃子を(差し入れてくれた)。たぶん自分で皮からお作りになって、家で仕込んでくるんですよ」と苦笑した。
堤監督から戸田の印象は「何にでも全力で当たっているのが本当に分かる。私もプロなんで、役にきちんと入っているのがヒシヒシと感じるし、100人、100通りの役を演じたとしても、彼女が持っている、何かくすぶっている炎みたいなものをなおかつ感じるんですね。彼女の持つ本当の表現は、もしかしたら、まだ身体表現できないこと、感情や表情で出来ないことかもしれないけど、あの人なら突破できる力があるんですよね。それが役者の持つマジック。まあ、天才じゃないか、この人は!って思います」と絶賛した。