竹中平蔵氏 防衛費増額には理解も…増税での対策には疑問「歳出削減でまずやるべき」
2022年11月24日 22:21
芸能
即増税の懸念について、竹中氏は「そんなことは政府も自民党も当然、考えてないと思います」と推測。一方で、中国や北朝鮮の不穏な動きもあり、「防衛費を増やさなきゃいけないというのは、逃れられない事実だと思います」とした。
防衛相政務官も務めた経験のある自民党の松川るい参院議員は、「別に増税ありきではない」とし、報告書には財源について歳出削減も挙がっていると説明。「今ある国家予算の中で削れるものがあって、それを移動させることができるかどうか、節約できるかという観点で検討します」とした。
これに竹中氏は「松川さん言われたように、歳出削減でまずやるべきなんですよ」と賛同し、「歳出削減でまずやるべきだという姿勢を、まず政府に示して欲しかった」と政府への注文を口にした。
歳出削減の候補として、社会保障費を挙げた。「社会保障費が三十何兆円でしょう?1割減らすのは大変だけど、1割減らしたらかなり出てくる」とし、「今の社会保障はご承知のように、経団連会長にも年金を渡していて、本当に必要なところに行っていない代わりに、不必要なところに行っている」と指摘。「まず目標を決めて、何年間に1割社会保障を削減して、そういうプランになってほしい」と、増税ありきの考えには疑問を呈した。