ニュース解説メディア「The HEADLINE」編集長の石田健氏が28日、コメンテ―タ―を務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件で、受注調整の疑惑が持たれている業務委託事業26件の一般競争入札のうちほぼ半数が1社しか参加していなかったことについて言及した。
東京地検特捜部と公正取引委員会は、事前に受注企業が決まっていた入札があるとみて調べている。事業発注に関わった大会組織委員会の大会運営局元次長が、全ての競技で担当企業を確保できるかどうか懸念を抱いたと周囲に説明していたことも判明。競技の人気の偏りが背景にあったとみられ、組織委側が円滑に受注企業が決まるよう調整した可能性がある。
石田氏は「スポーツとカネ、あるいは一個人、一企業の不正というよりは、やはり半分パブリックな公共の事業ではあるので、こういった大規模なお金の動きっていうのは全体的に突き止められる必要があるなということを思います」と自身の見解を述べた。