12・8藤井王将VS羽生九段 王将戦カードがひと足早く実現!棋王戦挑戦者決定T

2022年11月30日 05:30

芸能

12・8藤井王将VS羽生九段 王将戦カードがひと足早く実現!棋王戦挑戦者決定T
感想戦を終え、上着を着る藤井竜王(撮影・河野 光希) Photo By スポニチ
 将棋の第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント敗者復活1回戦は29日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、先手の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が伊藤匠五段(20)を135手で下した。藤井は佐藤天彦九段(34)との挑戦者決定戦2番勝負出場を懸けて12月8日に羽生善治九段(52)と対戦する。
 20歳同士の対決は、午前中からノーガードの殴り合いとなり「どうなっているか分かりませんでした」と藤井。通算4度目の入王を選び、さらには相手の一段目にまで王を進める。自身初の指し回しに「読み抜けがなければ勝ちと思いました」と振り返った。

 8日には羽生との対決が待つ。来年1月開幕の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)と同じカードが実現した。勝てば渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦権獲得に大きく前進する。「まだ挑戦を目指すという感じではないんですが、その一局にも全力を尽くせればと思います」。年度内6冠の可能性を残すためにも3連勝が必要だ。(我満 晴朗)

 ≪対戦「楽しみという気持ちが大きい」≫藤井は王将戦の相手が羽生に決まったことについて「番勝負で戦えるのは楽しみという気持ちが大きい。最近の羽生九段は一局ごとに工夫されている。7番勝負ではこちらも工夫した手を返したい」と意欲を明かした。プロデビュー時の17年に非公式戦で初対決。「その時からタイトル戦で対戦したいと強く思っていたが、自分が(羽生の)挑戦を受けるという形になるとは思っていませんでした」と話した。
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