大竹まこと　宮台真司氏襲撃事件に言及「軽々に発言することは控える」も「驚いたことは驚いたね」

　タレントの大竹まこと（73）が30日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと　ゴールデンラジオ！」（月～金曜後1・00）に出演。東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで都立大教授の社会学者宮台真司さん（63）が男に首を切られて重傷を負った事件について言及した。 　事件は29日夕に発生。捜査関係者によると、宮台さんはキャンパス内の歩道を歩いていたところ、男に後ろから頭を殴られた上、刃物で複数回切り付けられた。左脇も切られ、両腕には抵抗した際にできる防御創が多数あった。「暗がりだったので犯人については分からない」と説明しているという。現場から凶器は見つかっていない。男は20～30代とみられ、身長約1メートル80のがっちりとした体格で、髪は短めという。

　大竹は「この番組にはとても関係が深い方。特に水曜日はいつも起こしになっていただいたりしていました」と宮台さんとの番組の関係を説明。「私の個人的な感想ですが」と前置きしたうえで、「宮台さんは今の政治や社会について言及している。その発言はとても過激ではあるが、世の中に一石を投じて“社会の中でいろいろなことを考えていきましょう”“皆さんも考えてください”というメッセージを発していられた方だと認識しています。とても貴重な存在」と宮台さんについて触れた。

　その上で、事件について「事件の背景がまだ何も分かりません。どうしてもそうなったのかも分かりませんから、軽々に発言することは控えるつもりでいますが、まあちょっと、驚いたことは驚いたね」とコメントした。

　このところ増えている「背景とか動機が分からない無差別な殺傷事件」に関する宮台さんのこれまでの発言や、経歴などについても紹介しつつ「状況がわからないので、なんとも言い難いものがあるが、宮台さんの分析と（今回の事件が）無関係じゃないものがある」との見方を示した。