平原綾香 昨年他界した父でサックス奏者の平原まことさん思い涙「もっと聞きたいことたくさんあった」

2022年11月30日 15:07

芸能

平原綾香 昨年他界した父でサックス奏者の平原まことさん思い涙「もっと聞きたいことたくさんあった」
平原綾香 Photo By スポニチ
 歌手の平原綾香(38)が30日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年11月に他界した父でサックス奏者の平原まことさんについて語った。
 まことさんは昨年11月に胃がんのため69歳で他界。平原は「若くてね。もっともっとサックスも吹いてほしかったですし」と語った。

 番組には5年前にまことさんと2人で出演し、「La La LOVE」も披露。「もう一生の思い出です」「徹子さんの前で一緒に(サックスを)吹いて歌えて良かったね、なんて」。VTRが披露されると、「なんかうれしくなりました。父のサックスの音もつらくなっちゃうから聴けなかったんですけど、でも徹子さんと聴けて良かったです。いい音ですよね」と大粒の涙を流した。

 まことさんは闘病中もサックスをそばに置いていたとし、「私が無理矢理置いていたと思います」と平原。「早くもっと元気になってサックス吹くんだって父も思ってましたし、でもなかなか凄い楽器を吹くのにそのために生まれて来たのかなっていうような体と横隔膜の動きと、手先と、全てが高性能で、何でもできたからこそ病気で倒れた時にサックスが思うように吹けなくなったっていうのは人一倍つらかったと思うんですね」と回顧、「でも絶対につらいとか痛いとか言わなかったんですね。絶対にみんなを不安にさせないというか弱音を吐かなかった」と続けた。

 黒柳から「残念ね」と言われると、平原は「本当に残念です。だから父の音をもっとたくさんの人に聴いてほしかったですし、もっともっと家族でのコンサートっていうのもたくさんやって、で私もサックスを吹くから、父にたくさんいろんな勉強させてもらいたかったですし、サックスの吹き方とか呼吸法とか(教えてもらいたかった)。だから歌に悩んでも父に聞いてましたから。私にとっては音楽の師匠であるので。もっと聞きたいことたくさんあったんですけどね」と振り返った。

 まことさんのがんは検診で判明し、闘病期間は1年8カ月だったという。「本当はもっといろんな兆候とかあったんだと思うんですけど、とても分かりにくかったので。で父も絶対痛いとか苦しいとか言わなかったので、分からなかったんですよね」と語った。

 親子での徹子の部屋の共演は「幸せでした」と話したが、母と米ロサンゼルスに住む姉でシンガー・ソングライターのAIKAとまことさんを支えた闘病中についても「その時も一番幸せでした」と回想。「弱ってからも父のそばにいれることもうれしかったですし、自分でも料理してみたりとか、全て父のためにできることは全てやりましたし」としみじみと話した。

 現在まことさんのサックスは「うちに大事に保管してます。私も姉もサックス吹きなので、できるだけいいサックスを悲しませないためにも2人で吹き続けようねって言ってます」と話した。

 
【楽天】オススメアイテム