平原綾香 昨年他界した父でサックス奏者・平原まことさんは「音楽の師匠」 今でも思い出す言葉とは?
2022年11月30日 15:35
芸能
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司会の黒柳徹子から「お父さまを見てあなたはミュージシャンを目指した」と問われると、平原は「はい。父のステージ見てて私も絶対に音楽家になるんだっていうのをずっと思って、保育園の時からずっと目指してました」と明言。歌手とは「思いませんでした」とし「人前で話したりするのは苦手なんですけど、歌を歌うのは凄く気持ち良くて。好きだったんですよね。だからサックス吹いて途中でサックス吹いてない時にちょこっと歌えたらいいかなあ将来、みたいに思ってたんですけど、歌が本職になってしまいました」と明かした。
黒柳が「お父さまの言葉を今も思い出すそうですけど、“歌わない、響かせるんだ”って」と紹介すると、平原は「そうなんです」。平原が歌おうとしていると、まことさんから「あーや、音楽って言うのはね、奏でようとか、うまく歌おうとか、そういういことじゃないんだ。歌なら、歌わない、響かせるだけ。だからサックスもそうだよ」と教わったとした。
「確かにそうなんですよね。うまく歌えない時って大体歌を歌おうって思って声を無理に押し出してることが多くて。その時ふっと我に返って、“あっ、歌おうとしてた”と思ってリセットしてからもう1回歌い出すことが多いです」と告白した。「だから私もステージに立つ前はいつも“歌わない、響かせるだけ”ってずーっと唱えて。調子悪い時はやってます」と続けた。
「でも私の歌というのは、サックスの奏法での歌唱なので、そういう意味では歌おうって思うと、途端に声が出なくなるんですね」と意外な事実も明かした。「歌おうと思うと恥ずかしくなっちゃって歌えなくなるんですよ。それが私のデビューだったので、だからどうやって恥ずかしくなく歌えるんだろうって思った時に、サックスを吹いてると思えばいいんだって、吹き始めるような感覚で歌うと恥ずかしくなくて。そこからの出だしでした」と語った。