ユーキャン新語・流行語大賞トップ10 社会&野球用語ずらり 特別賞は「青春って、すごく密なので」

2022年12月01日 14:00

芸能

ユーキャン新語・流行語大賞トップ10 社会&野球用語ずらり 特別賞は「青春って、すごく密なので」
<2022 ユーキャン新語・流行語大賞>選考委員特別賞の「青春って、すごく密なので」(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 年末恒例の「2022 ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の発表・表彰式が1日、都内で行われ、年間大賞にヤクルトの村上宗隆内野手(22)の呼称「村神様」が選ばれたほか、ノミネート30語の中からトップ10が発表された。また、選考委員特別賞に仙台育英の須江監督が甲子園の優勝インタビューで発した言葉「青春って、すごく密なので」が選出された。
 「新語・流行語大賞」は84年にスタート。ユーキャンとの提携で04年から現在の名称に改称された。選考は「現代用語の基礎知識」編集部の調査による30のノミネートから、選考委員会が10語を選んだ。選考委員は姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)。

 トップ10は以下の通り(順位なし、並びは五十音順)

◆キーウ ウクライナの首都。ロシアへのウクライナ侵攻後の3月31日、それまでキエフとされていた首都を、ウクライナ語の発音に近い「キーウ」に変更された。

◆きつねダンス プロ野球・日本ハムのファイターズガールズが「The Fox」の楽曲に合わせ、耳カチューシャとしっぽを付けて、きつねの振り付けで踊るキュートなダンスが大流行した。ダンス動画ブームも相まって、大ヒットした。

◆国葬儀 安部晋三元首相が襲撃されたことを受け、吉田茂氏以来となる戦後2例目が執り行われた。政府が国葬実施を決定すると、国葬の定義、決定のプロセス、予算などを巡り、反対するデモが起こるなど、国を二分する議論を巻き起こした。

◆宗教2世 宗教を信仰する親などの家族や宗教的集団の元で、その教えの影響を受けて育った子ども世代のこと。安部晋三元首相の襲撃で、容疑者が母親が旧統一教会であることで家庭が崩壊したことを犯行理由に挙げたことで注目が集まった。

◆知らんけど 断定を避け、あいまいな表現にして、その場を和ませるなど、関西圏だけでなく、話の終わりに「知らんけど」を付ける人が増えている。

◆スマホショルダー スマートフォンを入れるためのショルダーバッグのこと。高校生の4分の1以上がスマホを持っている時代。キャッシュレスも進み、スマホと鍵などちょっとしたものだけをもって“手ぶら”で出かける若者が増えている。

◆てまえどり スーパーやコンビニなどで、食品棚の手前に陳列された消費期限が早めの商品から買うようにしようという取りくみ。小売店で期限が過ぎて廃棄されることによるフードロスを削減する効果が期待される。

◆村神様【年間大賞】 今年プロ野球で56本塁打を放ち、史上最年少での3冠王に輝き、旋風を巻き起こした、ヤクルトの村上宗隆内野手(22)の“上”を“神”にもじったもの。その神がかり的な活躍、勝負強い打棒を賞賛した呼び名。

◆Yakult(ヤクルト)1000 ヤクルトが販売している飲料で、ヤクルト史上最高密度の「乳酸菌 シロタ株」と含んでいるというもので、ストレス抑制、良好な睡眠を助けてくれるとして爆発的にヒットした。効果を報告する投稿が相次ぎ、ツイッターなどでも大バズりした。

◆悪い円安 円安が続き、ガソリン価格など、物価の高騰が続き、家計が圧迫され、日本経済に悪影響が及ぶこと。

【選考委員特別賞】
◆青春って、すごく密なので 今夏の甲子園で東北勢として初優勝し、春夏通じて初めて“白河の関越え”を果たした仙台育英の須江航監督の優勝インタビューでの言葉。

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