小坂健教授 学校給食“黙食”緩和の判断「地域の流行状況を応じて学校が判断していくことが必要」

2022年12月01日 15:33

芸能

小坂健教授 学校給食“黙食”緩和の判断「地域の流行状況を応じて学校が判断していくことが必要」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 元国立感染研究所主任研究官で厚生労働省クラスター対策班メンバーの東北大大学院・小坂健教授が1日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。文部科学省が11月29日に、学校給食の際、適切な対策を取れば「会話は可能」とする通知を都道府県教育委員会などに出したことについてコメントした。
 政府の新型コロナウイルス対策の基本的対処方針から「黙食」の文言が削除されたことに伴い、給食中の黙食は求めていないことを初めて明文化した。一部の自治体で黙食を緩和する動きがあるものの、多くの学校現場では継続している。文科省は「感染状況や地域の実情に応じて検討してほしい」としている。

 MCの恵俊彰が「距離をとりながらだったら食事を楽しみましょうってなってますけど、子供たちの黙食をどう考えるかなんですが」と聞くと、小坂氏は「食事中にずっと黙ってというのは、教育上というか、あるいは友達をつくるっていう意味では解禁すればいいと思います。ただ、今、感染が拡大してきていて不安になっているお子さんたち、あるいは保護者の方々もいると思う。ですから地域の流行状況を応じて学校が判断していくことが必要だと思います」と自身の考えを述べた。そして「感染対策をアップデートしていく。本当に必要なもの、換気とかそういうことだけにシフトしていって、それ以外、徐々に科学的な観点から考えて、これまで過剰にやってきたものを徐々に減らしていく、メリハリをつけていくっていう時期だろうと思います」と話した。
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