藤井竜王「予習はできている」　第6局開会式に広瀬八段と出席　コロナ濃厚接触者の広瀬は陰性

　藤井聡太竜王（20）＝王将、王位、叡王、棋聖含めて5冠＝が挑戦者に広瀬章人八段（35）を迎える第35期竜王戦7番勝負第6局は2日、鹿児島県指宿市「指宿白水館」で始まる。1日は対局場検分があり、盤駒などをチェック。その後、両者は開会式に臨み、藤井は「熱戦にできれば」と意気込みを語った。 　指宿では昨年も第6局を予定したが藤井の4連勝で決着し、指宿対局は実現しなかった。それでも後日、当地での祝賀会へ招かれ、対局室を見学したそうで「予習はできている」と笑顔を見せた。

　一方、広瀬は11月25、26日の第5局終了後、新型コロナの濃厚接触者に該当すると判明。抗原検査の結果、陰性と分かり「こういうことは起こりえると気をつけなければ」と表情を引き締めた。

　対戦成績は藤井の3勝2敗で、藤井が勝てば初防衛、広瀬が勝てば14、15日の第7局へ決着がもつれ込む。