渡辺徹さん急死 榊原郁恵ショックも会見へ 関係者「気丈に対応している」ドラマ共演で結婚35年

2022年12月02日 10:20

芸能

渡辺徹さん急死 榊原郁恵ショックも会見へ 関係者「気丈に対応している」ドラマ共演で結婚35年
榊原郁恵と渡辺徹さん夫妻 Photo By スポニチ
 俳優でタレントの渡辺徹(わたなべ・とおる)さんが11月28日午後9時1分、敗血症のため都内の病院で死去した。61歳。茨城県出身。葬儀・告別式は家族葬で行い、後日、お別れの会を予定している。妻は歌手の榊原郁恵(63)で、おしどり夫婦として知られた。関係者は「急なことで郁恵さんは憔悴(しょうすい)しきっているが、葬儀に関する準備などには気丈に対応している」と語っている。渡辺さんは榊原らにみとられ旅立った。
 訃報を発表した文学座によると、榊原と長男で俳優の渡辺裕太(33)の会見の場を設けるという。榊原は悲しみをこらえ、自身の言葉で最愛の夫について語るとみられる。現在、ロングラン上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」(東京・赤坂ACTシアター)にマクゴナガル校長役で出演中。今月初旬は2日と4日の公演の出演が予定されていたが、ダブルキャストを務める高橋ひとみが演じる。

 1987年、当時まだまだ壁が厚かったアイドル同士の結婚。周囲に祝福されるように3年かけて、粘り強く周りに説得して回ったのが渡辺さんだった。
 
 もともと渡辺さんが榊原のファン。実家の自室にはっていた唯一のポスターが榊原のものだった。84年のドラマ「風の中のあいつ」で共演を機に交際をスタート。渡辺さんはのちに「“風の中のあいつ”での共演は“太陽にほえろ!”のオーディションに合格した時ぐらいうれしかった」と振り返っていた。それだけに榊原を大切にした。

 デートはもっぱら母親も同居していた榊原の実家。結婚に向けて真摯(しんし)に関係者に向き合い、守ってくれた渡辺さんに榊原の信頼はますます大きくなっていった。結婚後も2人の絆は揺らぐことなく、2型糖尿病や膵炎(すいえん)などの闘病を繰り返した渡辺さんのために榊原は家庭菜園を始めるなど、献身的に手料理でサポート。「自分だけ料理が少ない」「肉が食べたい」など文句を言われても、隠れて暴飲暴食をしていることが分かっても、笑顔で支えてきた。「わがままだったりするけど、楽天的な彼と結婚して、私の性格も変わっていろんなことを乗り越えられるようになった」と周囲に渡辺さんの存在の大きさを語ることが多かった。そんな中で突然襲ってきた別れ。

2人を知る人は「最後までおしどり夫婦だった。郁恵ちゃんのショックの大きさを思うと言葉が出ない」と心配している
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