ハリー杉山　MF遠藤よ「中盤の将軍になって！」　食事をする仲「日の丸背負うプライド感じた」

　サッカーFIFAワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦に向けて、MF遠藤航（29＝シュツットガルト）と親交のあるタレント、ハリー杉山（37）が「中盤の将軍になってくれ！」とエールを送った。 　英アーセナルの熱烈ファンでサッカー通のハリー。クロアチア戦は「中盤の戦いが鍵」と予想した。相手の中盤は18年にバロンドール（世界最優秀選手）を受賞したモドリッチらテクニシャンぞろい。それに立ち向かうのが遠藤だ。「冷静で視野も広く、危機管理能力が抜群。ドイツのリーグではデュエル王だし、その力を全世界に知らしめてほしい」と奮闘を願った。

　18年に知り合い、帰国時に食事をする仲。「会うたびに体もオーラも目つきも変わっている。この夏には“やるべきことは全部やっている”と自信に満ちていた。日の丸を背負うプライドを感じた」という。1次リーグでは守備面で大きく貢献し「“最高だったよ”とLINEしたら、燃えているクマのスタンプが返ってきた。彼も燃えてますよ」と明かした。

　英国人の父を持つハリーは、13歳から18歳まで英国の寄宿学校で過ごした。サッカーの母国では「日本人は柔道をやっとけ」と言われたこともある。ドイツ、スペインを破った今大会は、勢力図を変えるチャンスだ。初のベスト8進出へ「遠藤のミドルシュートに期待したい」と拳を強く握った。

　◇ハリー杉山　1985年（昭60）1月20日生まれ、東京都出身の37歳。英国人の父、日本人の母を持つ。11歳で英国に移住。18歳で日本に戻り、投資銀行で働きながらモデル業などを開始。現在はタレント、ラジオDJや司会業などマルチに活躍。マラソンが趣味で、NHK・BS1「ランスマ倶楽部」に出演中。1メートル84。血液型A。