中井貴一 「すべて父のおかげ」亡き父・佐田啓二さんへの思い吐露 紫綬褒章も「父の代わり」
2022年12月08日 14:11
芸能
「子どもの頃というか20代ぐらいの時って、(紫綬褒章は)すごい大先輩が受賞していて、なんかおじいちゃんになったらもらうものって感覚だった」と中井。「最初にいただいたって聞いて、“おじいちゃんになっちゃった”と思ったんです。もうそんな年なんだって…自分の中では全然変わっていないので、とってもありがたいなというのはあったんですけど」と苦笑した。
さらに「よく何周年(のお祝い)っていうのがあるけど、まったく興味がないんです。過去に興味がないので、だから、周年の意味が分からなくて、紫綬褒章も親父がもらったと思っているんです。父が37歳で亡くなってしまって、もらうべきとしては我が家では親父がもらうべきだったのが、いただけなかったので、それを僕が代わりにいただいたと思っているので、父の褒章だという気持ちがどこかにあるんだと思う」と父への思いを吐露した。
この話に、黒柳も「お父様、喜んでらっしゃるでしょうね」としみじみ。中井は「どうなんでしょうね、ただ、本当に今、自分が仕事しているのはすべて父のおかげというか、父が僕に与えていることだと42年経っても思っている。そういう意味では本当に父の代わり、生きられなかった分を自分が生きなければなと強く思っています」と語った。